青色事業専従者って?
青色申告をしている事業主の下で働く家族従業員です。
15歳以上で原則として1年のうち6ヶ月以上事業に従事している必要があります。
私は個人事業主の妻という立場で青色事業専従者としての働き方を選択しました。
青色事業専従者になったきっかけ
妊娠を機に働いていた会社を辞めました。出産前まで周りの人に助けてもらいながら働かせてもらって、これでもかってくらいの円満退社。
その後育児をしていたけど、2人目が産まれた頃にはそろそろ働きたいという気持ちがありました。
働きたい、でも今までフルタイム+育児の経験がないので外に出る自信がない。
当時、長男は幼稚園で次男はプレ幼稚園に通っていたので午後2時まで空いた時間がありました。
そんな中夫の仕事の手伝いを始めたのがきっかけです。
夫と同じような仕事ができないので、アフェリエイトをしたり、まとめ記事を書いたり、時々デザインを作ったり、確定申告書類などの事務作業をしたりしていました。
青色事業専従者になって感じたメリット
通勤時間がない
私の場合、通勤時間がないことが一番のメリットでした。
すぐに仕事ができる、仕事が終わったらすぐに家事に向かえるのはとても良かったです。通勤時間がないことで時間に余裕があるのであまりイライラしません。
身支度に時間がかからない
在宅での仕事なので一応朝は化粧をしたり着替えたりしますが、起きるのが遅かったり、準備でバタバタしてても問題なく仕事ができます。
出かける前は身支度して、服を選んで、暑い夏や寒い冬はそれにあった小物を用意して、、、と時間がかかるのですが気にせずに仕事できるのがストレスフリーです。
人間関係の煩わしさがない
もともと悩むほどの人間関係もないのですが、人付き合いの悪いストレスはほとんどありません。
給与を経費として扱える
夫の所得から私の専従者給与を経費として使えるので課税所得が低くなるのが家計のメリットです
(1)青色申告者に係る「青色事業専従者給与」
青色申告の方は、生計を一にする配偶者やその他の親族(15歳未満の人を除きます。)で、専らその事業に従事している人に給与を支払っている場合、その支払った金額のうち、相当であると認められる金額を必要経費とすることができます。
出典:No.2075 青色事業専従者給与と事業専従者控除|国税庁
青色事業専従者になって感じたデメリット
とにかく一人で寂しい
自宅で作業ができる分、外に出る機会はぐっと減ります。それにともない会話も少なくなります。
接客業やもっと人にあう仕事だったら違っていただろうなと思いますが私の場合はデスクワークなので1人、または夫と2人の環境のみだったのが精神的に堪えました。
社会とのつながりを感じにくい
私は夫の仕事の手伝いと個人的な作業ばかりだったので外の人とのつながりが感じられず、しんどかったです。
その後クラウドワークスやツテで仕事をいただいたりすることで、家族以外の人とやり取りをするようになってから「社会とつながってない」感は減ったように思います。
青色事業専従者として、これからの働き方
青色事業専従者という働き方をしているおかげで、仕事をしながらでもそれほど忙しくならずに家族の様子がよく分かり、子どもとかかわる時間も多くとれています。
ストレスなく日々過ごせるということはとても幸せで、多くを望むわけではないですが今はもう少し人と関わりたいと考えるようになったので今後の働き方を模索しています。
人生100年時代と考えると折り返し地点を少し過ぎただけの今、まだまだ先は長そうなので何かを始めるのに遅いことはなさそう。
少し前に人と関わりたくてボランティアをしていました。
保護猫のお世話をするのがメインで猫ちゃんも可愛くかなり癒やしの時間だったのですが、「人と関わりたい」という目的があったのでそれにはマッチしなかったです。
週1くらい外でアルバイトでもしようかなと思いながら時々求人を見ているけど、1日短期バイトはボランティアと同じように意外と会話が少なそうだな、とかライン業務だったらしんどすぎるな、とか考えてしまいなかなか応募ができません。地味に周りの人との年齢差とかも気になったりします。こういう発想が年をとったという事なんだろう。
プログラムが書けるようになりたいと思っています。
かけるようになりたい、というのは例えばamazonのAPIを使って商品情報を自分のサイトに表示したいと思った時にドキュメントを読めばそれなりに実現できるようになる、とかjQueryで書かれたコードをjavascriptに書き換えして自由に変更して使えるようになる、とかamazonアソシエイトの画像表示がなくなったので外部ツールを使わなくても、商品番号を入れてボタンを押したら画像入りリンクを作ってくれるやつ、みたいなのを自分で作れるようになるくらいのレベル感です。
現時点で私にとって青色事業専従者という働き方は良かった
今後も自分の働き方については考えていきたいと思った。